ミュージカルファンの私にとって泣けてくるようなフリーイベントが行われました。
★ブロードウェイオンブロードウェイ★
このイベントの大きさときたら、年末のカウントダウンに次ぐものなのではないでしょうか?
タイムズスクエア一帯を占拠して2~3時間にわたって行われるイベントです。
シーズンの始まり毎に、新しいミュージカルと現在公演中のミュージカルナンバーを俳優達が歌うファン感謝イベントのようなものです。
全部舞台を見に行きたいけどそんなことしてたら破産しちゃうよーでも見たいっ!!っていうファンの気持ちをくすぐる涙ものの舞台です!
新聞でもテレビのニュースでも報道しているだけあってすごい注目度です。
当日はなんと5万人もの人がタイムズスクエアに溢れ返り、そこ一帯を囲む道路は警官によって閉鎖。
このイベント、ファンに対するサービスがすごいんです。なんと、当日の朝8時に自分の好きなミュージカルキャラクターの衣装できたらファン特別席をゲットできるかもよ!との事。う~ん今からライオンとか野獣の着ぐるみは間に合わないなぁ・・・。残念。更に、イベントでは誰が一番のファンかを競い合うコンテストまで行われるのです。全国から寄せられた、自分がブロードウェイファンであることを証明する60秒のビデオを事前に選考して、当日に優勝者を決めるとの事。優勝者のビデオは当日タイムズスクエアの大スクリーンで流されるというファンには泣けてくる演出!!
駅に着いたらものすごい人でイベントの中心部分まで行くこともできない状態。
舞台がどこかも全くわからないくらいの人。探りをつけて前に進んでみるものの人が多すぎて歩けない・・・・・・。
しかしながら音響設備がとってもいいので、歌っている声はすごくよく聞こえるのです。
野外なのにすごい設備ですよね。関心関心。イベントでは有名なミュージカルナンバーがバンバン歌われていきました。
俳優達もTシャツにジーパンというラフな格好で歌っているのがアメリカらしいですね。
日本でこんなイベントあったらきっとばっちり衣装も決めてくるでしょうね。
どっちがいいって事はないんですが。文化の違いですねぇ~。
最後はニューヨークニューヨークという有名なナンバーを俳優全員で歌ってフィナーレ。
あぁニューヨークにいるんだなぁってじわ~って感じ入っちゃいました。
ニューヨークニューヨークが流れると色とりどりの紙吹雪がどこからともなく全体に舞ってフィナーレの気分最高潮にしてくれました。
余韻に浸るまもなくイベントは終了。
いつものようにさっさと退散するアメリカ人。
そしてどこからともなくぞろぞろと現れた紙吹雪掃除隊の方々を前に我に返った私。
はいはい、帰りますよ。
ブロードウェイってまさにニューヨークですよね。ニューヨークだからブロードウェイ。。。。。。。。
この街でどれくらいの人達が自分の目標を達成して、どれくらいの人達が夢に敗れているのでしょうか。
今日のイベントはニューヨークの最も明るい光の部分ですが、それを支えるその何十倍もの人達が生きているんですよね。
それだけの人々と思いを包み込んでいるこの街って本当に巨大なパワーの塊だなと思いました。
結果がどうなったとしても、きっとこの街に関わった人は何かを持ち帰るんでしょうね。
2 件のコメント:
さすがニューヨーク、のイベントに読んでいる私も感心・・・。
NYって、名前ばかりが先行して実態が見えてこないけれど、
こうした部分で感じることが出来るのですね・・・。
「コーラスライン」しかり、
「レント」しかり、NYって本当に夢と現実の街ですな。
「何かを得る」って表現は
至極ぴったりでしたね。 POKI
うん、そうですな。
私も言葉だけで実態が感じられないことの方がほとんどですが、たまにじわりと思うことがあります。
うむうむ。
コメントありがとうございます!
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