とうとう年末になりました。
アメリカ人はみなクリスマスショッピングをし、お店はセールを始める時期です。
クリスマスの装飾がそこかしこで見受けられます。
デパートの中も、道路も国立図書館の入り口の像のライオンちゃんですら、クリスマス用に飾り付けられてしまっている始末。
日本人にとっては、恋人同士で過ごす若者なイベントの要素が強いですが、アメリカ人にとっては日本のお正月くらい大切なイベントです。
みんな家族同士で集まって過ごす時期なのです。
クリスマスツリーの足元にはお互いに交換するプレゼントの山。
そのプレゼントを買いにみんな今街に出てくるんですね。
だからお店も一年で一番の稼ぎどき!実はお店のセールはクリスマスのちょっと前にあるサンクスギビングというイベントから続いています。
サンクスギビングはいわゆる収穫祭。日本ではちょうど勤労感謝の日(11月23日)と同じ日でした。
アメリカ人にとってはサンクスギビングもクリスマスと同じくらい大切な家族と過ごす日です。
だからお店ではこの日から年末にかけてずーっとセールをするのです。
このサンクスギビングの日から始まるセールを“ブラックフライデー”と呼びます。
ブラックフライデーはかの有名なメイシーズというデパートから派生した言葉。
ブラックフライデーのブラックは黒字の黒から来ているんですよ。
英語でも黒字のことを、インザブラック。赤字のことをインザレッドというのです。
サンクスギビングセールから年末にかけてが一年で一番商品が売れる時期=黒字になる時期なのです。
更にサンクスギビングは通常木曜日になることが多く、木曜日のサンクスギビング当日はみんなお店はお休み(日本の元旦みたいな感覚ですね)なので金曜日からお店がセールをはじめるのです。
そこからブラックフライデーの名前がついたのですね。
まぁ、今では日本でも元旦から開いているお店があるようにマンハッタン市内の大型デパートも木曜日から開いていることも多いんですけどね。
ブラックフライデーという名前だけは伝統的に残っているのです。
今年も年末商戦をかけて各企業のテレビCMが盛んに流れています。
メイシーズのCMは日本のCMでは考えられないくらい色んな有名人が出てきます。
脱税で以前捕まったカリスマ主婦から、話題のあの本の著者や、最近離婚したセレブやらミュージシャンなどなど。何人見つけられましたか?
ザ・マジックオブメイシーズ:
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