以前に山登りに一緒に行ったアメリカ人夫婦に誘われて、アディロンダック州立公園に2泊3日のキャンプに行ってきました。
日本の感覚で公園というと、大きくても代々木公園みたいのを想像しますが、このアディロンダック州立公園は言ってみれば”大きな森”です。
なんと冬季五輪が2度も開催されているくらいの大きな森なのですよ。
ニューヨーク州の北部に置するといっても、マンハッタンから行くのに車で約5時間30分もかかります。
午後4時頃にマンハッタンを出発して、途中の休憩や渋滞にはまったりなど着いた頃には夜11時半。
同じニューヨーク州とは思えないほどの満天の星空に感動しつつも、キャンプ地がわからずしばらくうろうろする羽目に。
翌朝、大きな看板で”キャンプサイト”って道に出ていたのを思いっきり通りすぎていたのに気付いたときには思わず皆で苦笑いでしたが。
3日間のキャンプのうち、初日は着いて星空を鑑賞して終了。
2日目は、奥さんのオアナの強い希望により乗馬をすることに。
オアナは以前に乗馬のクラスをとっていただけあって馬も大好き、乗る気満々でした。
87番線沿いにアディロンダック公園内を走ると、乗馬ができる場所がそこここにあります。
私たちが行ったところは1人27ドル+チップ。
以前に内モンゴルで乗馬したときは、草原を綱を引いてくれるおじさんと一緒に馬にのって歩いていたのでそんなのを想像していたのですが、
お金を払うと受付の女性が「じゃあ、乗馬に関する30分くらいのビデオをみて頂戴。」とのこと。
ビデオはカーボーイの格好をしたおじさんが馬の操作の仕方を説明する内容。
え?もしや綱を引いてくれる人なんていないで1人で乗るの??と不安になる私の予想は的中して1時間の乗馬は自分で馬にのってガイドのおじさんの乗る馬に着いていくという内容。
馬に乗って、ビデオの内容を思い出そうと必死の私を尻目にガイドのおじさんは「よしじゃあ着いてきて」と何の説明もなしに乗馬開始。ぎょえーー。
夫婦の間に挟まれて一列になって山の中に入っていきました。
今回の乗馬で学んだのは、馬というのは人間の子供に似ていて、自由でわがままな動物だということ。
人間が彼らの親になって「こうしなさい!」と言わないどこまでも自分の思うようにしてしまう動物なのです。
ある意味、結構自分というものがあります。犬のように人間にとても従順なわけでもないし、かと言って馬鹿でもないです。
むしろ頭の良い動物です。乗っている人間の考えてるいることを敏感に感じ取る動物なのです。
だから扱うのが大変なのですがね。
私はというと、緊張とは裏腹に身体というものは素直で昼の1時だったこともありすぐに「グ~」とおなかがなり始めてました。
それに気付いたのか私の馬は乗馬開始後にさっそく森に生えてるベリーの葉をムシャムシャ食べる始末。「ブルータスおまえもか・・・・・!」
そのせいで列が止まってしまい、どうしたらいいか分からず戸惑う私に、
後ろからオアナが「こうやって綱を強く引くのよ」と教えてくれてやっと列が再開。
乗馬の中盤くらいからだんだん操作が慣れてきて、曲がり角などを小回りで回っていたら、馬もそれを覚えて角にくると小回りで回ってくれました。
たまに私が背中に乗ってることを忘れて思いっきり枝や木の葉に顔がぶつかる羽目になったりしたのですが。だから操作が重要なのですよ(笑)
私の腹減り馬は途中3度も道草食いに止まり最終的にオアナの馬に向かっておならをするという不躾な行動をとってしまいました。
気の良い彼女は「大丈夫よ。馬のおならなんて何てことないから」と笑ってましたが。
馬の親としては落第点な私でしたが、1時間も馬にのってハイキングできるなんてとても良い経験でした。
「都会で映画を2回みるくらいの値段でこんな特別なことができるなら安いわね」と夫婦と話しました。
乗馬はここに来たら是非おすすめです。私にも乗馬ができた!馬は面白い。
<アディロンダックの情報>
アディロンダック州立公園についてのサイト
http://visitadirondacks.com/
マンハッタン→アディロンダックの地図:
大きな地図で見る
2008年8月25日月曜日
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2 件のコメント:
ゆりつうさん、またまた新しい体験をした様ですね。
それにしても内容の殆どが乗馬の事なのに、お行儀の良いゆりつうさんの馬の写真が見られなかったのが残念でしたね。
でもアメリカの馬の柵の事は良く解りました。
そうですね。
写真が載せられなかったのは残念です。
乗馬に集中する為にカメラは携行しないでくださいと係りの人に言われたので結局写真が撮れなかったのですよ。
乗馬後は1時間も乗ってたので足が痛くなってしばらく歩くのもやっとでした笑
コメントを投稿