2010年11月25日木曜日

サンクスギビング -恐怖のターキー料理1/下味編-

アメリカ滞在4年目にして始めてターキーを焼いてみました。

11月25日(木)はサンクスギビングデイ。

世の中はシーンとして、アメリカ人はみんな故郷に帰って家族と一緒に過す時期です。

日本のお正月にあたるのでしょうね。

アメリカ人の友人はみな、田舎に帰るので実際にNYはシーンとしているようです。

こちらに家族のいない私はもちろん友人と過すサンクスギビングになるのですが、初めてターキーでも焼いてみようと思い立ち数日前にスーパーにいって冷凍ターキーを買ってきました。

一匹でお値段なんと13ドル

だいたいどこでも13-25ドルです。日本円で言ったら1000円から2000円で一匹七面鳥が買えるって安いですよね。

これ以下、心臓の弱い方は読むのをおやめ下さい。

このターキーを焼くって作業、死ぬほど気持ち悪いです!!

まず、解凍するのに常温で2-3日。

解凍したら、前日にターキー全体に塩・コショウなどして下味をつける。

翌日には、ターキーの中にスタッフィングといって野菜などをつめて焼いてできあがり。

楽しい家族団らん、おいしいご飯のイメージだったサンクスギビングがハロウィンよりも怖いアメリカの祝日となりました。
まず、解凍したターキーを袋から出すと、鳥です。

鳥・・・・・そのものなんです。

ここで恐怖への悲鳴。

恐れをなして先に進めないでいると、友達から電話が。

こちらの友達も食いしん坊な方で、彼女はなんと独り暮らしなのに独りでターキーを焼くとのこと。

あまりにも気持ち悪くて台所で倒れてしまったのではと心配してましたが、電話すると、無事にターキーを調理していらしたようです。

私が、お腹から袋に入った長細いものをを取り出した
ことを告げると、

(友達)「逆方向にも袋入ってるのとった?そっちが内臓だよ。」
(ゆりつう)「え?逆方向って首の辺りのこと?無理無理無理無理!!!」
(友達)「大丈夫だから頑張って!」

逆方向から袋に入っている内蔵が、こんにちは。

ここで悲鳴その2。

そうすると、もう一人の友達から電話が。

彼女もちょうどターキーを買ってきたばかりとの事。長細いものは何かと聞くと、どうやら鳥さんの首との事。。。。。。。

ここで、悲鳴その3。

とにかく、前日はターキーさんをマリネして下味をつけなければならないので、この鳥さんをもみもみしなければいけない。

無理です。

一緒にターキーを作っていた友達にしてもらう事に。

こちらの方はもう全然平気なようで、内臓を見ると、ホルモン焼きにいいかも。と、テリヤキソースに漬け込んでました。

マリネするソースはオリーブオイル、ローズマリー、バジル、岩塩、コショウ。

毎年アメリカではこの時期になると、全米のママさんはこんなハードボイルドなことをしているのかと、信じられない気持ちになりました。

刺身の生き造りを、非人道的だとか非道徳的だとか言って批判しているアメリカ人を一人づつ呼び出して平手打ちしたい気持ちになりました。

とにかく、今にも飛び立ちそうな鳥さんにソースを塗りこむのは友達に任せて本日は気絶するように就寝。

今年に入って一番叫んだ一日でした。

明日は、いよいよ本番の焼きに入ります。

0 件のコメント: