2010年11月7日日曜日

Tech中毒のその後


以前の投稿でご紹介したMark Milkoffさんを覚えておりますでしょうか。

自宅のトイレに一週間閉じこもって一切のインターネットを遮断することによって、テクノロジー中毒を治療するという試み。

以前の投稿ではこの試みの初日がAMNYなどの地元ローカル紙でも取り上げられていて、さてどうなることやらという感じでした。

コメディアンである彼のバカげているけど、いいところをついた色々な試みをビデオで紹介しているMy Damm Channelで今回の試みの結果を伝えていたので見てみると・・・・・

最初の数日は退屈で退屈でしょうがなく、トイレのタイルを数えたり、自宅の猫をトイレに呼んで遊んだり。

途中からは、トイレから出前を頼んだり、友達を呼んでギターならったり、スポーツインストラクターを呼んでトイレでトレーニングしたり。

最終的には、今までやろうと思ってできなかった分厚い本の読破に挑んだり、地図上の国名を覚えたり彼なりにトイレでの静かな時間を有効に活用していたようです。

面白いのが、さまざまなニュース番組に彼の試みが実際にニュースとして取り上げられてどう感じたかレポーターに質問されていたところ。

やはり、昨今の人々がみんなネット中毒になっているから一切遮断したときにどうなったのか気になるのでしょう。

アメリカではツイッターやフェイスブック中毒の若者が非常に多く、ニュースを常にチェックするというアメリカ人も多いです。

最近2日に一回は電車で隣に座ったアメリカ人がアマゾンのキンドル(Kindle)でニュースをチェックしているのを見ます。

Markが多くのインタビューの中で、「この試みをきっかけに静かな時間を楽しむようになった」と語っています。

情報があふれかえる昨今、数分毎にメールやニュースをチェックすることは静かな作業のようでいて確かに騒々しいことですよね。

自分がすべてをチェックしなくても世の中は回っていくし、メールの返信も人は待ってくれるものです。

ようはバランスが重要ということですよね。節度を越して何かをしても自分が大変になるだけで、自分ができることって限界がありますもんね。

自分ができることの範疇はどこかっていうのを見直すためにも、全部を一旦遮断するのはよかったりするのかもしれませんね。

ちなみに、このマークさんて方住んでいる地域がご近所でした。ニューヨークってせまい。

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