2009年2月20日金曜日

ACTという悪魔 ~ACTテスト Reading編 ~

ACTという大学入学レベルの英語力があるかを判定するテストがあるのをご存知でしょうか?

留学生がアメリカの大学入学に必要とされるのはTOEFLの点数だったりするのですが、

私が通うCUNY(ニューヨーク市立大学)ではこのACTというテストはネイティブスピーカー含め、全ての生徒が受けなくてはいけないのです。

このテストに落ちると(Writing-12点中7点以上、Reading-70%以上)英語のクラスを受けなくてはならないのです。

留学生のほとんどはこのテストに落ちて、予想外の出費と英語に苦しまなければならないのです。

かく言う私もこのテストに落ちて、かなりクラスをとらなければならなくなり、このACTの悪魔に相当苦しめられたのでこれについて書いてみようと思いました。

ACTテストというのは、アメリカ人向けに行われているセンター試験みたいなものなのですが
CUNYは独自規定のACTMath, Writing, Readingがあります。

だいたい数学(Math)で落ちるアジア人留学生はいないのですが、問題はWritingとReadingです。

まず、Readingの問題形式はTOEFLに似ていて、1つの文章に対して3~6つの質問に答えるというもの。

正答率が上がれば問題がどんどん難しくなっていき、90%以上の正答率になると自動的に問題が終了するというものです。

Readingは時間制限がないので試験に何時間かけても大丈夫です。その日に終わらなかったら翌日来て受けても大丈夫。

私は入学初日に受けたReading の試験で63%(70%が合格)の正答率だったのでクラスを1つとらなくてはならなくなりました。

クラスでは3ヶ月間、ニューヨークタイムズのサイエンスセクションの記事を読まされたり要約させられたりアメリカに来たての私にはかなりきつい授業だったのですがおかげで、次に受けたときには93%の正答率で合格できました。

コツとしては、ACTと同じ形式のウェブテストで何度も練習していくと傾向が分かってくるようになります。

Readingは何とかなるものだと思うのですが、私の周りの留学生や日本人に聞くとどうやらReadingよりもWritingで苦しんでいる人が相当多いようです。

これが多くの留学生にとってかなりネックとなるものなんです・・・・・・・。


<ACTについてのサイト>

CUNY Reading説明と練習:http://www1.cuny.edu/readingtutorial/launch.html#

CUNY ACTのQ&A:http://web.cuny.edu/academics/oaa/testing/cuny-assessment-tests/faqs.html#4

Readingのサンプル:http://web.cuny.edu/academics/oaa/testing/cuny-assessment-tests/resources/Reading_Test_samples.pdf

ACT(全米)に関するサイト:http://www.actstudent.org/plan/

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

URLに飛びましたが、難しくてびっくりしました。アルファベットってこまこましていて読み難いねぇ。ゆりつうさんはすごいなぁ。
          kibu

ゆりつう さんのコメント...

アルファベットに慣れるのが最初の関門かもしれないですね。でも日本語勉強している人に言わせれば、日本語って英語みたいに単語毎にスペースが開いてないから読みづらいそうです。言われるまで気付きませんでした。