2011年4月16日土曜日

初ホットヨガ@Pure Yoga

先日初めてヨガなるものを体験しました。

きっかけは同僚さん。

「ねぇねぇ、ゆりつうさんヨガいかない?」
「あ、なんかNYっぽくていいね。いくいく!」

ってな軽いノリで、仕事が始まる前の8時ー9時のクラスに参加することに。

Pure Yogaという、Upper West SideとUpper East SideにあるNew York Magazineのベストヨガに選ばれたというYoga教室に行くと、そこはスパリゾートのように素敵な場所でした!

広い階段に赤とベージュと白を基調にしたインテリア、廊下にはところどころにソファが置いてあるような贅沢なつくりで、更衣室は100個くらいのロッカールームがあり、自由に使用できるバスタオル・ハンドタオル、温タオルが置いてありました。

まるで、南国のスパリゾートに来たような雰囲気です。会員以外の人は一回$10でレッスンが受けられます。

なんていいところを紹介してくれたんだ、と同僚さんを大絶賛!

ヨガマットも、何もかも揃っているので持っていくものはTシャツくらい。

その日はワンピースにレギンスをはいていたので、レギンスはそのままでTシャツのみ着替えていきました。
時間ぴったりにクラスに入ると、あれ?この部屋なんか熱くないか・・・・?

先生「この中でホットヨガ初めての人は?」

え?え?え?今ホットヨガっていった??

私が耳を疑っていると、斜め後ろにいた同僚さんが、「ゆりつうさん、手上げて!」

軽くストレッチするくらいの気持ちで来たのに、これから一時間真剣に汗だくになることに動揺している私を尻目にホットヨガクラスは始まっていきました。

クラスにはおじいちゃんから、モデルかバレリーナかと思われるような手足の長いお姉さん、仕事前に来た風の20代後半から30代くらいの男女などさまざま。

私は前のモデルさんを参考にしながら、クラスになんとかついていきました。

ヨガは基本的にさまざまなポーズをとりながら、ゆっくり呼吸をしていくエクササイズなのですが、

この深呼吸をするというのが、精神を落ち着ける作用があるらしいです。

仕事帰りにヨガに行ったりすると、仕事の事を忘れて精神的にリラックスして一日を終わらせることができるらしいです。

このヨガポーズには色々名前がついています。

両手両足を大きく広げる「戦士のポーズ」とか、前屈をした状態の「梨のポーズ」とか、エクササイズの間に休憩する為の、土下座の手を後ろに仕舞い込むみたいな「子供のポーズ」とか。

ヨガポーズ辞典:http://www.yoga.jp/

先生はポーズの名前だけ言いながらクラスを進めていくので、私はとりあえず前のモデルさんのマネをしていきました。

20分くらい経ってくるとだいたいのコツがつかめてくるとともに、汗だくに。

動きがゆっくりなせいで、ポーズをとるときに自分の身体のバランスが悪いのに気づきます。

モデルさんが悠々とポーズを決めているのに、私はヨロヨロっ。これを踏ん張るのに、余計な力がかかって余計に汗が吹き出る。

戦士のポーズをしているときに、反対側を向いて同僚さんが見えると子供のポーズをしてました。

おいっ!自分で誘っといてさぼっとるんかい!

貧乏根性の私は、もともと参加費は安いですが、一円でも無駄にしたくないので最後まで頑張ってついていくことに。

相当つかれて、身体にも力が入らなくなってきたところで前屈運動などに入り、一安心。

これで最後が見えてきた・・・・・。きっとなれてくると、身体に力も入らなくなってくるんだろうな。

最後は足を上に上げるポーズ。中には頭で倒立をしている人もいてびっくり!相当な玄人ですな。

マットの上に横になるように先生から指示があり、その後にクラス全体が真っ暗に。

アロマのようないい香りがしてきて、とーーってもリラックス。

3分くらい横になってたかなぁ、それから全員であぐらを書いて深呼吸、そして、なぜだかお経みたいにちょっと低めの声で「アーー」って声をだして、最後は「ナマステ」の挨拶で終わりました。

これにはびびった上に、笑いを禁じえなかったのは私だけでしょうか・・・・・・。

汗を沢山かいたし、外に出たときの爽快感と気持ちいい脱力感。

これから一日仕事をする気になりません。

私のレギンスもTシャツも絞れるくらいびしょびしょになり、その日はとりあえず朝からレギンスを買いにいきました。

これ、絶対仕事終わりの方がいいわ。

あの脱力感で仕事する気になれないし、汗だくの身体にシャワーを浴びる時間がないのはつらい。

その日はぐっすり眠れました。

翌日は全身筋肉痛に。。。。。。。

ポーズをとってる中で、どこで筋肉つかったのかな?って思うくらい色んなところが痛くなってました。

Pure Yoga:http://www.pureyoga.com/en/newyork/

アーティチョークのパスタ

アーティチョークが安かったので買ってみました。

2瓶で$5!

これは買うしかない。

アーティチョークとは私は西洋のたけのこと思ってます。

瓶詰めのものは大抵、オリーブオイルとバジルとかの香草と一緒に使ってます。

すでに味がついているのですが、何層にもなっていて食感がたけのこに似ているので私は大好きです。

さて、これと一緒にあえるのは鶏肉とバジルとソース。



ソースは先日、トマトとかぼちゃを炒めたら思いがけず、ペースト状になってしまったので、そのペーストをベースのソースとして使うことに。

オリーブオイルににんにくのみじん切りを入れて、鶏肉をいためます。

鶏肉を炒めたら、アーティチョークを入れてさらにいためます。

別のお鍋で茹でておいたWholewheat(全粒粉)のパスタとペーストを一緒にしてできあがり!


にんにくの香りってなんとも言えず食欲をそそりますよね。

アーティチョークがちょっとすっぱかったので、
隠し味的にオレンジジュースを入れて味を調節。

これにてできあがり!!

アーティチョークがおいしい!

翌日のお弁当にも持っていきましたとさ。






ブログの再開について

東日本大震災で、大きなショックとともに深く考えさせられブログの更新を止めておりましたが、友人からの励ましや、私が書くNY事情が気を紛らわせることにでも役に立てばと思い、再開することにしました。

NYではさまざまな団体が募金活動をしたり、チャリティーイベントを開いて日本支援をしております。

アメリカからも多く人々が日本の復興を願っています!

東日本大震災で被災されている方々や、今でも余震で苦しんでいる方が一日も早く安全に生活されることを心からお祈り申し上げます。


2011年2月27日日曜日

グッゲンハイム美術館(Guggenheim) -再会-


念願のグッゲンハイム美術館に行ってまいりました。

いつも行きたいと思っていたのですが、NYの数ある美術館の中で唯一どんな割引もドネーションも効かず、一年に一回のミュージアムウィークのときしか入場無料にならないことなどから私にとって敷居の高い美術館だったのです。

先日、5年NYに住んでいる友達と話していて、

友達「グッゲンハイム行った事ないんだけど、フランク・ロイド・ライト好きだから行ってみたいんだ。」

ゆりつう「え?私も!じゃ、行こう!」
って事で、思い立ったが吉日。

86丁目まで行ってまいりました。

グッゲンハイムは近現代美術を展示しており、なによりフランク・ロイド・ライトによって設計された美しい外観が有名な美術館です。

ソフトケーキのようなグルグルっとした概観で、内観も同じようにグルグルって巻いております。

ここに入った瞬間、「あ、私ココ見たことある!」

そう、去年終わったドラマ、アグリー・ベティーのシーズン3のロケ地で使われていたのです。

建築の美しさから多くのドラマや映画でも使われています。

なんか、旧友に再会したみたいな気持ちになりました。

無料で絵画の説明を聞けるオーディオを貸し出してくれているので、そちらを借りて見学開始!

1階から緩やかに坂を上るようにして上にあがっていきます。

ピカソやゴッホなどの名作もあり、フォーカスは1900年代。

作品の80-90%は絵画なのですがその中でひときわ目立つ彫刻を発見。

しかもこちらの彫刻、以前にMOMAで見たような。

家に帰ってMOMAに行ったときの写真を探してみると、なんと3枚も撮ってました。わたしこのときも相当気に入ってたんだな。

こちらの躍動感があって勢いのある像、凄く気に入ったので友達に、

ゆりつう「自宅の玄関とかに置いときたいよね、この像」

友達「ようこそ!みたいな感じ?」

この彫刻に”ようこそ”って名前をつけた友人のセンスに抱腹絶倒しました。

家にやってきたお客さんも、この一歩前足をだした像にようこそ!って出迎えられたら後ずさりしそう・・・。

いやぁ、グッゲンハイムの思い出が半分以上この”ようこそ”に支配されたのは言うまでもありませんが。

で、この像が気になって家に帰ってからリサーチしてみました。

ウンベルト・ボッチョーニ(Umberto Boccioni)さんの『空間における連続性の唯一の形態』(Unique Forms of Countinuity in Space)というブロンズ像の作品で、イタリアユーロの20セント硬貨にもなっているらしいのです。

解説を読むと、グライディングもしくは飛んでいるかのようにも見え、ふくらはぎ部分にあるヒレのようなものが空中に漂っているようにも見えるとの事。

さらに、この足の力強さから気づきませんでしたがこちらの像は手がありません。

人のようにも見えますが、顔は十字になっており、顔という明らかな顔がないのもこの不思議な像の特徴でございます。

人間のように見えておりますが、ボッチョーニさんによると、「これは人間ではなくて(多くの人はそう間違えるけど)、直感的洞察によってみる空間における連続性の形態なんだよね。」との事。

うーん、久々に芸術って難しいねって思いました。

つまりは心の目で見ろって事ですね。

最近よく思いますが、芸術にLabelはないのです。

人はよく、「これってあれだよね」って決め付けて自分の中で解決したがりますが、決め付けてしまった時点でその物事(人も同じですが)は自分が決め付けた以上にはならないのですよね。

自分自身で、その物事(人)に限界を作ることは、自分にとっても広がりを制限してしまうことなんです。

そんな大切で忘れかけたことまで思い出せてくれた”ようこそ”でした。

それにしても通常こちらの像はMOMAにあるようなのですが、たまたまグッゲンハイムに貸し出されていたようで、今回再会しました。

私もしかしたら、”ようこそ”と縁があるのかも。

いつか何かの間違いで私が億万長者にでもなったら、玄関にこちらの像を置いて皆様をお迎えしますので、遊びにきたら後ずさりしないで下さいね。

グッゲンハイム美術館http://www.guggenheim.org/
『空間における連続性の唯一の形態』(Unique Forms of Countinuity in Space)(English):http://en.wikipedia.org/wiki/Unique_Forms_of_Continuity_in_Space

1071 5th Avenue
New York, NY 10128-0173
(212) 423-3500



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2011年2月25日金曜日

NYで一番素敵なcafe -カフェ・ラロ/Cafe Lalo-


ニューヨークで一番素敵なcafeにいってきました。

Cafe Laloです。ユーガットメールの舞台にもなったcafeでおいしいケーキと素敵な建物で有名です。

ユーガットメール見たことありますか?

私はないんですよね。

このcafeは外は出窓風の大きな扉がついていて、内側はヨーロッパを意識したような感じになっています。

MOMAを思い出させるような近代美術の絵画が沢山かけられています。

ウェイトレスさんも、白のトップスに黒のミニスカート、白タイツというロートレックの絵に出てくる踊り子さんのような制服です。

統一感があってかわいらしいお店です。

まだまだ寒い日が多いNYですが、この日は久しぶりに暖かい一日だったので、アイスティーとケーキを注文。

アイスティーもリプトンじゃなくておいしい紅茶だったのが嬉しいところ!

ここの所、名店だと名前に甘んじて味が付いてこないという事が多いので、アイスティーがおいしかったのはポイント高かったです。

ケーキはヘーゼルナッツムースケーキを頂きました。

こちらは甘みが最高!

もともとヘーゼルナッツチョコレートが大好きなので、この日の疲れた私の五臓六腑に染み渡りました。

これでチップ混みで$15でした。

うっかり入って食べるにはお高いですが、名店と知って食べるには中々なお手ごろ価格だと思いました。

ケーキの種類は常に約20-40種類くらいはあるようです。

見ているだけで楽しくなりますよね♪

メニューにはケーキ以外にもサンドイッチや軽食などもおいてあるようです。

セントラルパーク近くの住宅街にあるので、行こうと思わないと行かないところですが素敵な場所になるので、気持ちが沈んだときや自分へのご褒美などでふらりと行きたいカフェですね。

Cafe Lalo
201 West 83rd Street
NY 10024
(212) 496-6031

2011年2月23日水曜日

王道ブランチ Sarabeth’s West

先日ブランチの老舗Sarabethに行ってまいりました。

ブランチといえばSarabethというほどの有名店でNYには7店舗あります。

特にジャムが有名で大手デパートなどでも販売しています。

そんなSarabethで王道のエッグベネディクトを頂きました。

普通のエッグベネディクトに加えて、サーモンエッグベネディクトがあったので、私はサーモンエッグベネディクトを注文。


ご覧のとおり、まん丸きれいなエッグベネディクトに美しくオーランデーズソースがかかってやって参りました。

お味はというと、スモークサーモンのちょっとした塩気
がよく効いていてちょうど良かったです。

付け合せのガーデンサラダも良い量でした。

半熟加減はどうかというと、温泉卵みたいな感じのちょっと固めの半熟です。

私としては、何かパンチの効かないエッグベネディクトでした。
スタンダードすぎたというか。。。。。。

前回食べたHKCafeの一癖ありのブルーチーズの載ったエッグベネディクトの方が美味しかったなぁ。

ちょっとがっかりでしたが、お店は平日の昼間だったのに満員で混んでいました。

New YorkerはSarabeth好きなんですね。

私の断然のお勧めはHK Cafeだけど王道を試してみたいという方は是非Sarabethをお勧めします。


ちなみに私の友人はHK Cafeのブルーチーズエッグベネディクトはあんまり好きじゃなくて、残してました。

好みの問題ですねー。

Sarabeth's West

423 Amsterdam Ave
(between 80th St & 81st St)
New York, NY 10024



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2011年2月22日火曜日

花嫁バトル!-Filene's Basementのウェディングドレスバーゲン-

朝テレビをつけると、Foxニュースのテレビレポーターが大行列の一番前にいる女性にインタビューをしていました。

女性「7時間かけてサウスカロライナから来たの!昨日の夜中の3時からずっと並んでるわ!」

レポーター「それは大変だったわね。」

女性「うん、でも私クレイジーなこと好きだから楽しい!」

行列は角を曲がってまだ続くぐらい長く、テレビ中継の間にお店が開店すると怒涛のごとく女性が店に押し寄せていきました。

テレビの前で、もしやこれって私が今日行こうとおもっている“アレ”か!?と呆然。

そう、友達が結婚するので今日は一年に一回のウェディングドレスの大バーゲンに付き合うことになっていたのです。

それが正に見ているこの光景なのです。

Filene's Basementというディスカウント服飾店が年に1回全米約3-5箇所でウェディングドレスのバーゲンを開催するのです。

このバーゲン目当てに全米から女性達がチームを組んでやってくるのですね。

買う人は一人なのに、5-10人くらいのチームを組んで、おそろいのTシャツなんか来てやってくるのです。

これには驚きましたが、チームを組むには訳があるのです。

というのも、ウェデングドレスって重たくてまず一人では着れないんです。

さらにバーゲン会場ともなると、ウェディングドレスを選んで持ってくるだけでも一苦労。

女性なら一度に3着持つのが限界。

さらに、アメリカでは迷信があって花婿は結婚式の当日まで花嫁のドレスを見てはいけないのです。

そんな訳で、花嫁は友達の助けなしではこのウェディングドレスバーゲンには行けないということなのです。

私達は4人で行きましたが、ウェディングドレスバーゲンには最低必要な人数だと思いました。

花嫁はひたすらドレスを試着する。

それを着るのを手伝って、脱いだドレスを片付ける人が一人。

ドレスを着た花嫁の写真を撮る人が一人。(バーゲン会場で鏡まで歩いていくのに時間がかかるので、その場で撮影してチェック!)

ひたすらドレスを選んで持ってくる人が一人。

かなりハードです。

計4時間で30着くらい試しましたが、最後はみんな床にしゃがみこんで動けなくなるくらい疲れました。

でもこのセール、通常1000-2500ドル(8-22万円くらい)のドレスがほとんどどんなものでも250ドル(2万円くらい)くらいで買えるのです!

私の友達も定価1800ドルくらいのドレスを250ドルで購入いたしました。

バーゲン会場はいわば女性更衣室とかし、下着姿の女性がなりふり構わずドレスを探しにあちらこちらへ。

マイアミビーチかと思うようなビキニ姿の女性がお母さんとドレスを選んでいると思えば、こちらでは武富士のCMが始まりそうなレオタード姿のご立派な体つきの女性が威勢よく友達とドレスを物色していたり。

いやぁ、人生であんなにウェディングドレスを見たのも、選んでいる人をみたのも初めてでした。

疲れたけど良い経験でしたね。

私の友達も色々迷った挙句、友人満場一致で”素敵”と認めたドレスを買えて喜んでました!