2011年2月22日火曜日

花嫁バトル!-Filene's Basementのウェディングドレスバーゲン-

朝テレビをつけると、Foxニュースのテレビレポーターが大行列の一番前にいる女性にインタビューをしていました。

女性「7時間かけてサウスカロライナから来たの!昨日の夜中の3時からずっと並んでるわ!」

レポーター「それは大変だったわね。」

女性「うん、でも私クレイジーなこと好きだから楽しい!」

行列は角を曲がってまだ続くぐらい長く、テレビ中継の間にお店が開店すると怒涛のごとく女性が店に押し寄せていきました。

テレビの前で、もしやこれって私が今日行こうとおもっている“アレ”か!?と呆然。

そう、友達が結婚するので今日は一年に一回のウェディングドレスの大バーゲンに付き合うことになっていたのです。

それが正に見ているこの光景なのです。

Filene's Basementというディスカウント服飾店が年に1回全米約3-5箇所でウェディングドレスのバーゲンを開催するのです。

このバーゲン目当てに全米から女性達がチームを組んでやってくるのですね。

買う人は一人なのに、5-10人くらいのチームを組んで、おそろいのTシャツなんか来てやってくるのです。

これには驚きましたが、チームを組むには訳があるのです。

というのも、ウェデングドレスって重たくてまず一人では着れないんです。

さらにバーゲン会場ともなると、ウェディングドレスを選んで持ってくるだけでも一苦労。

女性なら一度に3着持つのが限界。

さらに、アメリカでは迷信があって花婿は結婚式の当日まで花嫁のドレスを見てはいけないのです。

そんな訳で、花嫁は友達の助けなしではこのウェディングドレスバーゲンには行けないということなのです。

私達は4人で行きましたが、ウェディングドレスバーゲンには最低必要な人数だと思いました。

花嫁はひたすらドレスを試着する。

それを着るのを手伝って、脱いだドレスを片付ける人が一人。

ドレスを着た花嫁の写真を撮る人が一人。(バーゲン会場で鏡まで歩いていくのに時間がかかるので、その場で撮影してチェック!)

ひたすらドレスを選んで持ってくる人が一人。

かなりハードです。

計4時間で30着くらい試しましたが、最後はみんな床にしゃがみこんで動けなくなるくらい疲れました。

でもこのセール、通常1000-2500ドル(8-22万円くらい)のドレスがほとんどどんなものでも250ドル(2万円くらい)くらいで買えるのです!

私の友達も定価1800ドルくらいのドレスを250ドルで購入いたしました。

バーゲン会場はいわば女性更衣室とかし、下着姿の女性がなりふり構わずドレスを探しにあちらこちらへ。

マイアミビーチかと思うようなビキニ姿の女性がお母さんとドレスを選んでいると思えば、こちらでは武富士のCMが始まりそうなレオタード姿のご立派な体つきの女性が威勢よく友達とドレスを物色していたり。

いやぁ、人生であんなにウェディングドレスを見たのも、選んでいる人をみたのも初めてでした。

疲れたけど良い経験でしたね。

私の友達も色々迷った挙句、友人満場一致で”素敵”と認めたドレスを買えて喜んでました!

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

良い経験しましたね~。「予定はないけど私も着てみたいわ」なんて言えない気迫漂う素敵なショッピングですね。
こちらでもニュースになりますよね。「フレンズ」にもそういう話がありましたね。

それにしても『武富士のCM』って・・・。いつの話ですか(笑)すっかり浦島太郎ですね。

レッツゴー!         きぶ

ゆりつう さんのコメント...

おおおっ!浦島太郎ぶりが大いに発揮された発言になってしまいました・・・・・・。
はずかしや。