2008年4月12日土曜日

そういえば、アメリカ大統領選挙

随分とご無沙汰してたこの話題です。

アメリカ大統領選。ええ、終わっちゃいないんですが、当初の私の願いどおりオバマ氏優勢です。

そして大半の見解としては、このままオバマ氏が逃げ切り勝つのではないかという事です。

しかしながら、あまりにもこの予備戦が長引いて最後の6月3日
まで続いてしまうと、結果的にオバマさんが負けてしまうという予想があるのです。

ここで整理しておきたいのが、アメリカの驚くべき文化と制度
です。

< 其の一 >  
  選挙の候補者が途中で選挙選を辞退するのが普通である。  

→共和党も民主党も予備選の最初の段階では沢山の候補者がいたのですが、
途中経過で票が集まらず自分に勝ち目がないと分かるとあっさり辞退してしまいます。
昨日まで選挙活動していたのに、何の前触れもなく突然やめてしまうのです。さらに翌日から敵候補の援助に回るなんて事が当たり前に起きてしまうのです。


<其の二>
  選挙戦はお金がものを言う。  

→アメリカの選挙戦では、テレビCMが頻繁にながれたり
が色んなところでうたれたりお金がとってもかかるのです。
そしてこのメディア活動がかなり世論を動かすので、こうい
った活動資金がないといくら人気があっても選挙で負けてしまう事が
あるのです。
日本と違うところは大統領選は一般市民の投票と代議士の議席で決まるところ。お金を沢山使って自分を売り込んで国民からの支持を得ないと勝つのは難しいのです。

<其の三>
  つまり予備選挙が最後まで長引くことは少ない  

→お金も体力もかかる大統領選なので、このように勝ち目のない候補者はどんどん辞めていくため、予備選が長引くことというのはほとんどないのです。
つまり、今回の民主党の代表選びでここまで長引くというのは異例の事態なのです。


これは私自身が大統領選において受けたカルチャーショックです。

以上の状況をふまえた上で多くの人々に予想されているのは、民主党は代表選びに大変なお金と時間をかけたので、本選に入ったときには既に力尽きて簡単にマケイン代表に潰されちゃうんじゃないかという事です。

共和党の方はサッサと候補者が辞退して、マケインさんに決まったので本選に入るまでに彼の方は十分準備している為、いざ本選が始まったらオバマさんは負けちゃうんじゃないという事なのです。

あ~ぁ、せっかくここまで来たから勝ってほしいなぁ。

今日は堅苦しい話が長くなりましたが、こんなところです。

↓は選挙戦の状況が一目で分かるサイトです。

<一目でわかる民主党の結果>
http://politics.nytimes.com/election-guide/2008/results/delegates/index.html

ニューヨークタイムズのサイトなので英語ですが、数字をみれば一目瞭然ですよね。

オバマさん1631.5という数字は代議士の議席数を表しています。
簡単に言うと、これが2025(過半数)獲得できればその人の勝ちになります。

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